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2005/07/12 火曜日    【第14話】 サシスマカンラク
 
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おたくパパのまったり子育て  【第14話】
http://otakupapa.fc2web.com/
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◆ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
【1】ご挨拶
【2】本編
【3】編集後記
 
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【1】ご挨拶
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こんにちは、本メールマガジン発行者のおたくパパです。新たに読者登録をし
てくださった皆さん、初めまして。面白くないことも多々あると思いますが、
末永くお付き合いいただけると幸いです。
 
3ヶ月に渡りメルマガを発行してきましたが、全然「おたく」じゃないじゃな
いかという厳しい?ご意見を頂戴しましたので、今週はおたくぶりをアピール
します。(本当は元々決まっていたのですが)
 
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【2】本編
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第14話 サシスマカンラク
 
ポロンに、大きくなったら何になりたいか?と問うと、返ってきた答えは、
「ウルトラマン!」
あ、普通だ。風変わりなポロンらしからぬ回答にちょっぴりがっかりしつつも
「マジレンジャーじゃないの?」
とちょっと話をあわせてみたところ、
「だってマジレンジャーは小さいでしょ?」
もしや、「大きくなったら」≠「成長したら」なのか?ウルトラマンぐらい巨
大になるつもりか。
 
いや、しかし、君はテレビでウルトラマンをほとんど見ていないではないか。
ふと閃いた。「大きくなったら何になりたい?」という大人のバカな問いには
「ウルトラマン」とでも答えておけば無難なんじゃないのか?と考えを巡らし
たのではないだろうか。
 
おたくパパは、昔々幼稚園でそう問われた時、非常に悲しい思いをしたことを
覚えている。
 
あれは父兄参観の時の出来事であった。一人ずつ将来何になりたいかを発表し
ていくというイベントがあった。
 
パイロット、お医者さん、コックさんなどという中に、ウルトラマンや仮面ラ
イダーと答える友達がいて、おたくパパ(幼稚園時代)は、そういう友達を冷
めた目で見ていた。おいおい、子供かよと。(君は何様?)
 
しかし、おたくパパ(幼稚園児)の番となり、その時、言った言葉が「県庁職
員」だった。理由を聞かれ「だって生活が安定しているから」と言った記憶も
ある。当時、父親(つるつる)が県庁職員であり、公務員は安定していて良い
といった話を聞かされていたのであろう。
 
先生や参観していた父母たちは爆笑。ウルトラマンや仮面ライダーの回答に対
しては微笑ましい感じだったのに。未だにその光景がよみがえるほど心に傷を
負ったのであった。
 
今思えば、当時ウルトラマンと答えていた友達も本当は大人が喜びそうな答え
を準備したのではなかったか。幼稚園児って本当にウルトラマンになりたいな
んて思うほど子供じゃない。それが理解できぬ自分こそが子供であった。
 
 
このように、幼稚園時代から風変わりであったおたくパパであったが、その後
ガラリと将来の目標が変わる。マニアックなことに考古学者である。
 
小学生の時、図書館で「ピラミッドの謎」という本を借りてこれにはまった。
それから考古学に興味を持ち、世界各地の遺跡に行きたい欲が非常に高まった
のである。どこに行きたいか?と聞かれれば、「マチュピチュ」と答える。そ
んな少年であった。
 
しかし、小学校高学年の時に、おたくパパをおたく道へいざなう事件が起こっ
た。
 
パソコンを購入したのである。FM−new7という富士通製の名機が初号機
である。その前にファミリーベーシックというのもあったが、この零号機はパ
ソコンじゃないので省略。(この初号機、零号機という言い方もアニメおたく
の香りいっぱいだ)
 
既製のゲームソフトでも遊んでいたが、それに飽き足らず、ゲーム作りにもは
まっていた。BASICのみならず、機械語まで独学で勉強していた。余談だ
が、かのホリエモン氏もパソコンにはまっていたそうだ。どうしてこうも違う
人生になったか。
 
恥をさらすようだが、この時生み出した作品を紹介してみる。当時のパソコン
ゲームを知る人は懐かしむことであろう。
 
・ショボルハウス
「ミステリーハウス」というアドベンチャーゲームがモチーフとなっている。
最後に「ショボルカリボン」という剣でお姫様を倒すという怪しいゲーム。不
条理な罠がふんだんに盛り込まれていた。しょぼいという言葉はここから生ま
れた。(嘘)
 
・フライドライド
パソコンで流行ったハイドライドというRPGがモチーフ。3Dのダンジョン
があったり、魔法を使ったり、武器を装備するとちゃんと着替えたりする。モ
ンスターデザインを友達から募ったり、エンディング音楽を友達に作曲させた
りして名作が誕生した。
 
・ジャーシュ
ザースというアドベンチャーゲームがモチーフ。絵コンテを描いて、座標をパ
ソコンに取り組むという地道な作業を乗り越え完成させた傑作。
 
・遺産相続殺人事件
怪しげな登場人物がいっぱい出てくる。でも犯人は刑事で、実は相続権を持つ
死んだはずの血縁者だったというベタなオチだった。エンディング音楽はペッ
トショップボーイズのIt’s A sinを使用。音を聞いて、自分でCDE
FGAB(ドレミファソラシド)に変換してプログラミングするのだが絶対音
感など備わっていないため、自宅のオルガンで一音一音確かめながらコード化
した記憶がある。
 
・××連続殺人事件
××は実家のある地名なので伏せておくとして、登場人物は学校の友達という
ストーリ。もちろん探偵は自分。連続殺人のような推理ものはたくさん作った
が、今考えると物騒な子供だ。その後、ファミコンの「ポートピア連続殺人事
件」等が発売され、ブームとなる。
 
こんな感じ。すでにおたく真っ盛り。恐るべき小学生であった。
 
 
そして、おたくな大学へ進学し、おたくな会社に就職。しまいにはおたくパパ
と自称するようになってしまうのである。夢の県庁職員にはなりそこねたわけ
だ。
 
結局、大きくなってから何になりたい?という問いは大人たちに笑いをもたら
すネタでしかないことが今になって分かった。
 
さて、ポロン、君の夢はかなうか。真の夢が生まれた時、パパは全力でそれを
バックアップしよう。(ウルトラマンは無理ね)
 
 
 
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【3】編集後記
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最後まで読んでくださってありがとうございます。ご意見ご感想をお待ちして
おります。
 
書き終わって気付きましたが、タイトルの「サシスマカンラク」が謎のままに
なってしまいました。ググれば一目瞭然です(というのは嘘)。機会があれば
いずれ書きます。
 
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