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2005/08/02 火曜日    【第16話】 迷子
 
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おたくパパのまったり子育て  【第16話】
http://otakupapa.fc2web.com/
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◆ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
【1】ご挨拶
【2】本編
【3】編集後記
 
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【1】ご挨拶
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こんにちは、本メールマガジン発行者のおたくパパです。新たに読者登録をし
てくださった皆さん、初めまして。面白くないことも多々あると思いますが、
末永くお付き合いいただけると幸いです。
 
先週お伝えしました幻の16話のリクエストメールをくださった方には必ずお
送りしますので、もう少々お待ち下さい。
 
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【2】本編
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第16話 迷子
 
ポロンほどよく迷子になる子も珍しい。目を離す親が100%悪いというの
は分かっているが、ほんのわずかな時間でも迷子になりうる。10秒で迷子
になってしまった例を自戒を込めて紹介したい。
 
池袋のサンシャイン水族館に行った帰りだった。ポロンはこの時まだ2歳。
2歳の子供から目を離すなというお叱りを受けて当然であるが、その時の状
況は次のようである。
 
サンシャインシティでショッピングを楽しんでいたママ。ちょっと疲れたパ
パとポロンはママのいるお店から少し離れたのベンチに座り、たまごボーロ
を食べながら休憩していた。ママのいるお店からは10mぐらいの近距離だ
ったが、途中死角になる曲がり角があった。
 
「ママの所に行ってくるね」
と言い出したポロン。さっきまでそのお店に3人でいたので、場所は分かっ
ているはずとパパは過信してしまった。
 
テケテケと駆け出すポロン。曲がり角を曲がってすぐのテナントに入った…
…はずだった。
 
数秒後、ふと嫌な予感が胸をよぎる。ちゃんと到達したことを確認すべくマ
マの所へ。この間、10秒ぐらいしか経っていないのではないか。
 
「あれ?ポロンは?」
「来てないけど?」
ぞぞーっと青ざめるパパとママ。パパは慌てて駆け出した。
 
でもこの時は、所詮2歳児の足だ。遠くまでいけまい。すぐに泣き声も聞こ
えてくるだろうなんて甘い考えも抱いていた。しかし、そのフロア中探し回
り、人にも聞きまわったが誰も小さい子を見かけていないという。泣き声も
聞こえてこない。
 
サンシャインシティの迷子センターにも問い合わせをしたが、該当者無し。
 
誘拐?恐ろしい想像が頭をかすめた。当時ポロンは芸能プロダクションに所
属しているタッキー顔の美少年。絶対に誘拐されたんだとママはいう。
 
あるいは、サンシャインシティから外に出て車に轢かれてしまったのではな
かろうか。頭に浮かぶのは恐ろしいことばかり。
 
2歳児がそんな瞬間的に消えるはずはない。まさか、神隠しかっ?!
 
すでに半狂乱状態。冷静に考えることなど出来はしない。誘拐か事故か神隠
しか…。時が経つにつれて絶望的になってゆく。
 
 
♪ピンポンパンポーン。
「迷子のお知らせをいたします。2歳ぐらいの男の子が…」
助かった………。寿命が縮むとはこのことかと実感した。
 
感動のご対面。安心した瞬間に号泣するポロンとママ。あのポロンの顔を忘
れることはないだろう。
 
なんと、発見されたのはいなくなったフロアから1階上のフロアだった。マ
マのいるテナントを通り過ぎたポロンは、何の迷いもなくエスカレータに乗
ったという。
 
まさか2歳児が一人でエスカレータに乗るものとは思いもよらず、同じフロ
アばかり探し回っていたのが誤算の一つ。
 
もう一つの誤算。迷子になったポロンは、そこでは決して泣かなかったとい
う。一人でうろうろしているところをお姉さんに保護されたらしいが、涙一
つ見せなかったそうだ。こんな時こそ泣いてくれなきゃ困るよ。普段は泣き
虫のくせに。
 
いずれにしても一瞬目を離したパパの責任。ごめんねポロン。
 
 
 
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【3】編集後記
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最後まで読んでくださってありがとうございます。ご意見ご感想をお待ちして
おります。
 
最近、仕事の方がハードになってきてメルマガやブログ(ミクシィ)が疎かに
なりがちです。決して仕事中にメルマガを書いているわけではないのですが、
精神的余裕が無いとなかなか…。月曜の夜にがっと書いて、ろくに推敲もせず
出してしまう。こんなんで良いのでしょうか。いっそ廃刊すべきかと悩んでい
ます。
 
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